京都編、終わり

山田義力

2011年06月12日 21:14

京都での展示期間中、自分が芸大を目指す前から好きだった久留米の画家青木繁の大回顧展がやっていました。学校の美術の教科書によく載っていた「海の幸」という絵が有名な画家です。

天才と呼ばれており、若くして亡くなったので、画業は10年くらいしかないのですが、その10年がすごいです。凝縮した人生だなと思います。天才というのは本当に「燃え尽きた」という言葉が似合います。

自分は展示会の中で、寺の木目の襖に焼いた釘で山々を熱気を帯び一気に描いた絵が、好きでした。息づかいも感じます。




『没後100年 青木繁展―よみがえる神話と芸術』
京都国立近代美術館にて
7月10日(日)まで



もう一つ見た展示会があります。
大阪市立東洋陶磁美術館でやっている、韓国陶磁の展示会です。

朝鮮時代の陶磁器が展示されていました。どこから話していいのか分からないぐらい、いいものがたくさんありました。大きな白磁の壺や茶碗が好きでした。

やはり朝鮮陶磁はおもしろいと思いました。


『特別展「浅川巧(たくみ)生誕百二十年記念 浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟の心と眼-朝鮮時代の美-」』
大阪市立東洋陶磁美術館にて
7月14日(日)まで



京都編、やっと終わりです。

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